投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 21 日 20:21:44:
回答先: 不良債権処理、中間決算に反映すべき・経財相〔日本経済新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 21 日 15:17:16:
10/20 16:06 地銀の業績下方修正相次ぐ 株安と不良債権増加で 金融25
共同
全国の地方銀行、第二地方銀行の九月中間期の業績下方修正が本
格化している。株価の下落に伴う含み損処理や不良債権処理の増加
が響いた形で、赤字行も続出。追加のリストラ策や大手行の傘下入
りの動きも出るなど体力格差が目立ち始めており、地域経済への影
響も懸念されそうだ。
地銀トップの横浜銀行(横浜市)は連結ベースの純利益が当初予
想の百四十億円から七十億円へ半減。株を中心に有価証券評価損二
百九十億円が発生したが、黒字は確保した。常陽銀行(水戸市)、
百十四銀行(高松市)、中国銀行(岡山市)なども黒字を確保する
が、株式や投資信託を中心に二百十五億円の評価損を計上したスル
ガ銀行(静岡県沼津市)などが赤字へ修正した。
企業の破たんが響いたのは栃木銀行(宇都宮市)。株の評価損に
保有するマイカル社債二十億円の償却が加わり、上場以来初の赤字
に。経営再建中のスーパー、寿屋(熊本市)の主力取引行である西
日本銀行(福岡市)は、寿屋向けなどの引き当て増加で、四百九十
五億円の連結中間赤字を予想、人員削減や店舗統廃合の強化を打ち
出した。
中京銀行(名古屋市)は自己資本比率が5・9%へ低下する見込
みとなり、リストラにとどまらず、UFJグループの東海銀行に増
資などの支援を要請。中京銀行や池田銀行(大阪府池田市)は年間
配当を見送ることも決めている。
一方、赤字行には「時価が簿価の30%以上下回った銘柄すべて
」(スルガ銀など)の株の含み損を処理した例が多いが、回復の見
込める銘柄の処理を見送った銀行もある。年度末の株価や景気次第
で、各行間であらためて業績格差が生じる可能性もありそうだ。
(了) 011020 1605
[2001-10-20-16:06]