投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 19 日 23:38:32:
経済協力開発機構(OECD)が来月発表する加盟30カ国の経済成長見通しは、5月時点に比べて大幅に下方修正される。ロイター通信が入手した草案(暫定値)によると、30カ国全体の今年の成長率見通しは2.0%から1.0%に、来年も2.8%から1.2%に下げられる。
同時多発テロ事件後に、OECD事務局と各国政府当局者が検討した結果で、事件が世界経済に対し大きな下押し圧力になっていることを示している。
今年の見通しは日本が5月時点の1.0%からマイナス0.7%に、米国は1.7%から1.1%に手直しされている。欧州では、英国が2.5%から1.9%へと比較的小幅の修正にとどまっているのに対し、ドイツは2.2%から0.7%へと大きく下げられている。
テロ事件前のデータをもとに、国際通貨基金(IMF)が先月発表した経済見通しでは、先進国の経済成長率は今年が1.3%、来年が2.1%だった。(21:15)