投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 18 日 21:03:34:
福田官房長官は、今年度補正予算について、財政出動をしないで、国債発行の規模を堅持するのは、一つの考え方だ、との見方を示した。
午後の定例会見で述べたもの。
今日開かれた自民党政審の会合で、塩川財務相が、今年度の経済成長がマイナスになってもやむをえないと発言した、とする報道について、官房長官は、「結局、(新規国債発行額の)30兆円を守るかどうか、ということだ。今の時期に財政出動して、それが効果的に使用されるかどうか、そのかねあいだ」と述べた。
そのうえで、官房長官は、「財政出動をしないで、(国債発行の)規模を堅持しようという考え方は、今の経済情勢からいって、一つの考え方だ。もし今財政出動をするなら、構造改革に貢献するような中身が問われる」と述べた。 さらに、官房長官は、「基本は基本として、小泉内閣の方針を掲げていかなければならない」とつけ加えた。
また、自民党内で補正予算の雇用対策費が少ないのではないかとの批判がでていることについて、福田官房長官は、「かなりのものを見込んでいる。中身の精査はまだあるが、かなり盛り込んだ内容になる」と述べた。