投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 18 日 17:28:24:
塩川正十郎財務相は18日午前、自民党政調審議会に出席、今年度の経済見通しについて「マイナス成長もやむを得ない」との認識を示した。会合後、久間章生政調会長代理が明らかにした。財務相は国際会議などで「ゼロ成長は回避する」との意向を表明してきたが、米同時テロの影響などで修正を迫られた形だ。
塩川財務相が「ゼロ成長回避」の方針を初めて明確に示したのは、7月に開いた主要国首脳会議の財務相会合。国際公約と受け止められてきた面もあるだけに、見通し修正は市場の失望感を招く可能性もある。
塩川財務相は会合で、今年度補正予算の大枠などを説明。この中で当面の景気刺激策として、税制改正を活用する考えを示した。具体策は明らかにしなかったが、最近の国会審議で触れている有価証券にかかる相続税の軽減などを念頭に置いた発言とみられる。
30兆円の新規国債発行枠や今年度の経済見通しについては、19日に開く経済財政諮問会議で政府としての考えを明らかにすると説明した。