投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 18 日 16:35:39:
【ジュネーブ18日=清水真人】日米欧の有力企業などを会員とする世界経済フォーラム(WEF)は18日、主要75カ国・地域を比較した2001年版の国際競争力報告の概要を公表した。日本は昨年の20位から21位に順位を下げ、過去数年の低落傾向が加速。昨年首位の米国は同時テロも影響して2位に後退、情報技術(IT)化で飛躍したフィンランドが初のトップに立った。
報告は企業の活動や戦略以上に政策が日本の足を引っ張っているとして「将来の繁栄を支える政策の大幅な変更が必要」と強調。特に「日銀がもっと格段に積極的な行動をとるべきだ」と大胆な金融緩和の断行を促した。「経済の安定に向けて円相場の上昇を避け、むしろある程度下落させるために十分に円を売るべきだ」とも指摘した。競争力報告は技術革新への取り組み、法律や行政・司法のあり方、マクロ経済環境などの指標を分野別に評価して総合ランクをつけた。