投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 17 日 17:19:00:
17日の債券相場は反落(利回りは上 昇)。政府が補正予算の編成にあたり国債発行を抑制する姿勢を堅持しているこ とが、前日の取引では買い材料とされていたが、2次補正の規模が拡大して国債 発行が膨らむとの憶測が根強く残った。10年国債の利回りが1.3%台半ばまで 低下しており、ほぼ1カ月ぶりの水準では売りも出ていたようだ。
UFJキャピタルマーケッツ証券の道家映二シニアストラテジストは、きのうの相場上昇は先物の買い戻しが主導した側面も大きく、午前の取引で一度 高値トライを失敗した格好だとしたうえで、「来週の入札を前にして10年債に は少し売り物があったもよう」との見方を示していた。
先物中心限月の12月物は、日中の取引では前日の終値140円26銭をやや 下回ってのもみ合いが続いた。午後の取引開始直後にはこの日の高値140円29 銭まで上昇する場面も合ったが、2時前からは再び売りが優勢となり、取引終 了間際には前日比24銭安の140円02銭を付けた。
現物市場で10年物の234回債利回りは、午後2時前まで1.350%から 1.355%で推移したが、その後は1.380%まで水準を切り上げて取引された。
債券価格) 前日比 利回り 長期国債先物12月物 140.06 -0.20 1.423 売買高(億円) 19504 234回債 100.21
1.375(+0.025)