投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 17 日 17:13:49:
日本銀行の山口泰副総裁は17日、国際 金融情報センターで講演し、政府債務が高い水準に達している現在の日本のよ うな状況の下で、財政政策を活用する余地は限られているということもおそらく事実」としたうえで、「限られているだけに、思い切った工夫をこらしていただきたい」と述べ、財政政策の在り方に注文を付けた。
日銀の金融調節については、「今後、需要が高まれば、日銀が採用している 現在の枠組みの中で、当座預金目標を容易に引き上げることができる」とする 一方で、「現在は、金利の低下余地がなくなった状況の下では、当座預金は需要 があれば増やせるが、需要がなければ増やせないという、言ってみればごく当たり前の結論に到達している」と言明。当面、当座預金残高目標の下限を引き上げる考えがないことを明らかにした。