投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 17 日 17:08:01:
塩川財務相は、物価下落が続いている状況に対し、日銀の機動的な量的金融緩和でも効果が十分あがっていないとし、さらに一層、金融政策を通じて努力を続けたい、と述べた。
衆院財務金融委員会での答弁。
物価下落について、塩川財務相は、「国内卸売物価は継続的に下落しており、危惧を持っている。また、こういう状況を踏まえて、消費者物価もこれに連動して下がっており、大きな関心を持っている。これに対して日銀も、機動的に量的金融緩和を実施しているが、効果は十分上がっていない。さらに、一層金融政策を通じて努力を続けたい」と述べた。
資産デフレへの対応が必要ではないかとの質問に対し、塩川財務相は、「資産デフレ状況から脱却したい。株・土地などは経済の基本で、これが健全化することが望ましい。しかし、早急に打つ手はない。経済構造全体の改革のなかで、自律的な力を付けていかざるを得ない」と述べた。