投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 25 日 18:52:53:
厚生労働省は25日の政府・与党社会保障改革協議会に、2002年度に予定している医療制度改革案を報告した。ひっ迫している医療保険財政を立て直すため、患者の医療費自己負担割合を一部引き上げて現役世代は3割に統一するほか、自己負担が少ない高齢者医療の対象年齢を現行の70歳以上から段階的に75歳以上に上げることなどが柱。医療保険料の引き上げや医療機関に支払う診療報酬の見直し方針も盛り込んだ。
政府・与党は同案をもとに検討を進め、年末の来年度予算編成時までに最終案を決める。厚労省は改革に必要な法案を来年の通常国会に提出、10月施行を目指す。ただ、与党内には景気低迷時の負担増に反発があるうえ、「あるべき医療の将来像を描いていない小手先の対策」などの批判もあり、調整は難航しそうだ。
厚労省の改革案は患者、医療機関、医療保険料を負担する国民や企業のそれぞれに負担増などの痛みを受け入れるよう求めていることが特徴。患者については、現在は使った医療費の2割である健康保険加入者本人の負担を3割に引き上げる。