投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 25 日 18:41:14:
日本銀行が25日発表した8月13、14日の政策委員会・金融政策決定会合の議事要旨で、今後の金融政策について、複数の審議委員が、一定の物価上昇率を達成するよう金融政策を運営する「インフレ目標」政策に言及していたことが明らかになった。
この会合で日銀は、日銀当座預金の残高目標を5兆円程度から6兆円程度に引き上げるなどの追加の金融の量的緩和策を決めた。会合では、インフレ目標について「現状では厳格な目標の設定は難しいが、望ましい物価水準に何らかのかたちで言及することが民間の期待形成に好ましい影響を与えうるのかどうか、十分検討すべきである」と述べた委員がいた。
また、これとは別に中原伸之委員が「2003年1―3月期までにインフレ率をゼロ%以上とする明確なターゲットを導入し、当座預金残高を7兆円に増額すべきだ」とする議案を提案したが否決された。
(9月25日18:33)