投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 15 日 17:03:40:
帝国データバンクが15日まとめた9月の全国企業倒産集計によると、負債額1000万円以上を抱えた企業の倒産件数は前年同月比4.4%増の1568件となった。負債総額は3兆13億300万円で、同287.7%の大幅増加。大手総合スーパーのマイカルや紳士服小売のはるやまチェーンなど上場企業の倒産が相次いだことから、負債総額が11カ月ぶりの3兆円越えとなった。帝国データは「米同時多発テロとアフガニスタンへの空爆が世界同時不況への懸念を強め、広い分野で突然の業績悪化など悪影響が表面化している」と分析している。
業種別に見ると、最も倒産件数が多かったのは建設業の464件で、次いで製造業の302件。建設業と運輸・通信業を除くすべての業種で1年前より増加した。
9月に倒産した上場企業はマイカル(負債1兆3881億6400万円)とはるやまチェーン(同128億1600万円)の2件。上場企業の倒産は、今年3月にホームセンター経営のベターライフ(同231億円)が倒産して以来6カ月ぶりとなった。