投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 25 日 12:04:07:
【ワシントン24日=坂本英二】
訪米中の小泉純一郎首相は25日午前(日本時間同日深夜)、ホワイトハウスで米同時テロへの対応などを巡ってブッシュ大統領と会談する。これに先立ち首相は24日夜、ワシントン市内で同行記者団と懇談し、同時テロの影響で日米をはじめとする世界経済が一段と停滞した場合、経済運営で「大胆に柔軟に対応しなければならない」と表明した。これは今年度の国債発行額を30兆円以下に抑えるという従来の方針にこだわらず、今年度補正予算案の規模拡大に踏み切ることもあり得るとの考えを示したものだ。
首相は「テロに対する展開がどうなっていくか不透明な部分が大きい」と指摘、「情勢によって大きな変化があった場合」との前提で機動的な経済対策をとる姿勢を明確にした。構造改革路線にも触れ「経済的な協力を世界的にできるようにするためにも早く構造改革を進めていかねばならない。このテロによって改革の遅れは許されない」として、景気配慮と改革の両立は可能だとの考えを強調した。