投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 13 日 21:23:53:
大和銀行は12日、2001年9月中間期の連結最終損益が1400億円の赤字になったもようだと正式発表した。グループの近畿大阪銀行と奈良銀行やあさひ銀行との経営統合に備え、株式相場の下落が経営に及ぼす影響を軽減するため、3100億円にのぼる株式評価損を計上した。今年度中にあさひ銀が参加できるように、グループ3行による持ち株会社を12月12日に設立することも発表した。
中間期では流通、建設、不動産業向け債権の貸倒引当金の繰り入れ増(200億円)や資産査定の厳格化により、不良債権処理額を従来予想の450億円から730億円に積み増した。株式の含み損処理ではグループ会社のコスモ証券、近畿大阪銀も対象とし両社合計で約700億円の評価損を計上した。9月末の連結自己資本比率は10%程度を確保するとしている。
持ち株会社の「大和銀ホールディングス」は資本金が3800億円。持ち株会社への株式移転比率は大和銀が1,近畿大阪銀が0.75,奈良銀が14。各行の一株にこの比率に応じた株数を割り当てる。