投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 12 日 18:20:44:
竹中経済財政担当相は、日銀の金融政策据え置きの決定を受けて、資金供給量を積み増すだけでは済まなくなっている、との認識を示した。
国会内で記者団に対して述べたもの。
竹中経済財政担当相は、「きょうの決定会合では、資金供給量と金利の関係が見えなくなりつつあり、金融市場が新しい状況下にあるということが非常に大きな話題となった。これまでは、量を積み増すことがポイントになっていたが、量を積み増すだけでは、済まない状況になっている」と述べた。
また、“次の一手について、議論はあったか”との質問に対し、竹中担当相は、「ない」と答えたうえで、「非伝統的な手段を考えなくてはいけない。物価目標を政府が定め、政府と日銀が役割分担をすればよい。オペの手段も別の手段を考えるなど、新しい政策フロンティアを真剣に考えなければいけない状況がくるかもしれない」と述べた。
“次の一手が必要だとの声が多かったのか”との質問に対して、竹中担当相は、「多数かどうかわからないが、手段を検討しなければいけない、という声は有力な声としてあった」と述べた。
また、竹中担当相は、政策委員から財政に対する言及があったことを明らかにした。竹中担当相は、「戦争的な状況にあり、危機管理的な財政運営を視野に入れなくてはいけない。財政・金融は、新しいフロンティアのなかで、これまでと違った議論をしなくてはならなくなりつつある。今までと違う注意・目配りが必要だ」と述べた。
“整理回収機構に関する議論はあったか”、との質問に対し、竹中担当相は、「不良債権処理を急がなければならない、という一般論はあった」と述べた。
#日銀の国債引き受けしかないなぁ。