投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 12 日 18:14:50:
日銀は12日、政策委員会・金融政策決定会合で、前回9月の会合で決めた量的金融緩和策を維持することを賛成多数で決めた。日銀当座預金残高の目標を「6兆円を上回る規模」とし、その達成に向け短期金融市場に潤沢な資金を供給する。当面実際の当座預金残高は8兆円前後になるとの見方が多い。
日銀は同時テロ事件後に開いた前回の政策決定会合以降、当座預金残高を一時は12兆円を超える規模とするなど、市場の混乱防止と景気てこ入れに努めてきた。その後9月の中間決算期末を越えたこともあり、市場は落ち着きを取り戻しつつある。政府側の追加緩和要求も一時に比べ静かになり、日銀は追加緩和は不要と判断したとみられる。