投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 12 日 18:12:51:
第一生命保険経済研究所は12日、2001年度の実質GDP(国内総生産)成長率がマイナス1.4%になるとの経済見通しを発表した。米同時多発テロの影響を織り込んだことから前回(9月14日発表)予測のマイナス1.2%を0.2ポイント下方修正するとともに、2002年度についても前回より0.6ポイント低下のマイナス0.8%とした。今年度について同研究所は「日本経済は需要面で総崩れとなり、景気後退圧力が一層強まる」とみている。
2001年度の国内経済は同時多発テロの発生で米国景気の回復が早くても2002年半ば以降にずれ込むことが見込まれ、輸出を中心に深刻な悪化に見舞われると予測。半導体などハイテク部門や自動車が米国向けを中心に落ち込み、前回の8.6%減から10.6%減へ下方修正した。このため輸出の落ち込みはアジア通貨危機当時の98年度(3.7%減)を上回る最大の落ち込みになることが確実になった。