投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 12 日 08:34:51:
大手銀行の2001年9月中間期の連結最終損益は合計で5700億円程度の赤字になったもようだ。大手スーパーのマイカルの破たんなどで不良債権処理損失が膨らんだうえ、株価下落に伴う多額の株式評価損の計上が響いた。大和銀行が1400億円前後の最終赤字になるなど、損益は軒並み期初予想を下回る。各行とも中間配当を見送る方針で、収益改善に向けた一段のリストラなどを迫られる。
大和銀行は12日に中間期の業績予想を修正する。連結最終損益が5月時点に見込んでいた75億円の黒字から大幅赤字となったのは、保有株式の含み損約3500億円のうち3000億円程度を株式評価損として計上することが主因だ。
通期で750億円を計画していた不良債権処理も中間期に650億―700億円を前倒し実施した。資産査定厳格化やマイカル向け債権85億円が回収不能になる恐れがあるため。不良債権処理損失は550億円程度とみられる中間期の業務純益を上回る。