投稿者 sanetomi 日時 2001 年 9 月 25 日 07:19:38:
定期預金離れ加速・ペイオフ解禁控え
定期預金への新規預入額が大幅に減少している。日銀によると、
国内銀行が7月中に受け入れた定期預金は前年同月比12.3%減の
44兆4000億円。前年同月比では5カ月連続で二ケタのマイナスと
なった。定期預金金利が低いことに加え、2002年4月のペイオフ
(預金などの払い戻し保証を一定額までとする措置)解禁を控え
て、預金者が大口定期に慎重になっているといった影響が出てい
るとみられる。
日銀が3月に金融の量的緩和に踏み切り、定期預金金利が一段と
低下して以降、新規預入額の減少が鮮明になった。多くの都市銀
行の定期預金金利(期間6カ月)は年0.03%。普通預金の金利
(年0.02%)と変わらない水準となっている。
なかでも、預入額が1000万円以上の定期預金の新規預入額は同
17.2%減とその他の定期より大きく減少した。ペイオフ解禁により、定期預金の保護範囲が全額から1000万円までの元本とその利
息に変わるため、大口定期の預け入れが減っているようだ。