投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 11 日 15:11:36:
三菱東京フィナンシャル・グループなど四大金融グループの株価が10日の東京株式市場でそろって年初来安値を付けた。業種別日経平均株価の銀行も、バブル経済崩壊後の安値を更新した。株安で銀行の経営体力の一層の低下が懸念されているうえ、不良債権処理問題も目立った進展をみせていないことで、内外の投資家の間で失望感が広がっている。
銀行株にはこのところ外国証券会社経由の売り注文が目立ち、内外機関投資家の売りが止まらない。「いったんは不良債権問題進展への期待感から買った投資家も、ここへきて失望売りを出している」(欧州系証券の顧客担当者)という。
三井住友銀行は3営業日連続で年初来安値を更新。東京証券取引所第一部で売買高トップと商いも膨らんだ。4月5日に付けた合併後の高値1240円に対し約6割の水準となる741円で取引を終えた。他の3グループも経営統合以降の最安値を付けた。