投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 10 日 16:02:05:
金融庁は大手銀行の不良債権残高が「今後3年間は横ばい、7年
後に半減」としている不良債権処理のシナリオを修正し、2004年度
末の残高を2000年度末の18兆円のおよそ3分の2に当たる12兆―
13兆円に減らす方針を明示する。小泉純一郎首相が「遅くとも3年後
には不良債権問題を正常化する」と表明したのを受けたもので、当初
シナリオの処理ペースが「遅すぎる」と批判を浴びたことに対応する。
今回のシナリオは柳沢伯夫金融担当相が8月28日の経済財政諮
問会議で示した試算の修正版。当初シナリオは2001-2003年度末
までの不良債権残高を「ほぼ横ばい」、2004-2007年度末の間に
「逓減し、7兆―10兆円」になるとしていた。新シナリオは首相が今国
会の所信表明演説で「3年後に正常化」と公約したのに合わせ、「3
年後」の2004年度の単年度目標を打ち出す。