投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 10 日 02:38:23:
小泉内閣が本年度予算の目標として掲げる「国債発行30兆円枠」の見直しが確実となった。政府筋が9日明らかにした。前提である税収見込額が今月中にも下方修正されるのに加え、米国の報復攻撃開始で、自衛隊の後方支援などの経費が本年度中に支出される情勢となったためだ。景気動向をにらみながら小泉純一郎首相が今国会中にも政治判断する。本年度当初予算の国債発行予
定額は28兆3000億円。30兆円枠を守るとすれば、残る国債発行の余地は1兆7000億円にとどまる計算になる。しかし50兆7000億円を見込んでいる税収は、財務省が今月上旬実施した企業ヒアリングで業績低迷が予想以上に深刻であることが判明。法人税収の見込額が当初の11兆8000億円を数千億円下回る見通しとなった。 (了)