投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 09 日 23:16:03:
三菱マテリアルは9日、2004年3月末までに、グループ従業員の1割にあたる2500人を削減することを柱としたリストラ策を発表した。従業員の人件費も1割カットし、総額700億円のコスト減を図る。IT(情報技術)不況で主力の電子部品材料の需要が落ち込み、2002年3月期連結決算の税引き後利益が200億円の赤字に転落する見通しであることから、収益構造を改善する。
グループ企業を対象にした早期退職優遇制度を導入するほか、高卒者の新規採用や定年後の再雇用制度も凍結する。時間外労働を抑え、役員報酬の削減幅も拡大して合わせて総労務費を2割減らす。
今後3年間で2000億円を予定していた設備投資も400億円削減する。
事業の再編成も進め、中核となる非鉄金属、セメント、電子・情報関連、環境リサイクルの4事業以外や不採算部門からは撤退を進め、390社あるグループ企業を3―5年後には半数程度に集約する方針だ。
(10月9日22:34)