投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 09 日 20:23:04:
9日の東京株式市場は、アフガニスタンへの空爆をきっかけに先
行きの不透明感が高まり、下落した。ただ、事前に予測されてい
たため、買い戻しの動きもあり、市場全体の値動きを映すTOP
IX(東証株価指数)の終値は、前週末比27.45ポイント低
い1043.00、日経平均株価は同194円10銭安の1万0
011円77銭だった。出来高は5億7千万株にとどまった。
株安で財務体質の悪化が心配される銀行株が大きく値を崩し、
業種別の株価指数では、7月に更新したバブル崩壊後の最安値を
さらに下回った。戦闘開始をきっかけに米国の消費が冷え込むと
いう見方が多く、北米市場への依存度が高い自動車や大手電機株
なども売られた。
ただ、日経平均が1万円の大台に近づくと買い戻しの注文も入
り、一段の売り込みにはつながらなかった。「アフガニスタンへ
の報復行動が、この先どう展開するか読めない」(大手証券)と
して、様子見を続ける投資家が多く薄商いとなった。
(19:48)