投稿者 kane 日時 2001 年 10 月 09 日 17:05:25:
[東京 9日 ロイター] 速水日銀総裁は、これだけ大量の流動性供給をしていると、いずれ何らかを契機にして、インフレに火が点くことも起こりうる、と述べた。
参議院予算委員会で民主党の浅尾慶一郎議員の質問に答えたもの。
速水日銀総裁は、物価下落について、「物価は世の中にある財・サービスと流動性の交換比率で決まる。流動性を増やし続ければ、かならず流動性過多になりインフレになる時期が来ることは間違いない。
だが、いつくるかは、この時点でみることは難しい」と述べた。
そのうえで、速水総裁は、「私の戦中、戦後の経験からみても、これだけの大量の流動性供給を続けていると、
いずれ何かを契機にしてインフレに火が点いて、スピード早く燃え広がることも起こりうる」とし、「このような懸念も十分頭においておくのが、中央銀行の責任である」と語った。