投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 08 日 20:59:13:
米国と英国によるアフガニスタン攻撃を受け、8日のアジア市場の株価は全面安の展開となった。アジア各国内のイスラム過激派による新たなテロ懸念が相場を圧迫した。同日の欧州市場も、先行きへの懸念から下落して始まった。
アジア市場では特に、イスラム過激派の活動が活発なフィリピンとインドネシアで相場の下落が目立った。フィリピンの株式市場は3%超の下落幅を記録。7年ぶりの安値で取引を終えた。インドネシアでは通貨ルピアも大幅に下落した。
香港、シンガポールなど主要市場でも取引開始直後から株価が急落した。その後は、少し落ち着きを取り戻し2〜3%の下落幅で推移した。韓国、台湾市場は「アフガン攻撃は想定の範囲内」(市場関係者)として、下落幅は1%台にとどまった。
一方、日本時間の8日夕に取引を開始した欧州各市場は世界経済の先行き不透明感などから株が売られ、2%前後の下落幅で始まった。(19:42)