投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 08 日 17:35:57:
米国が同時テロへの報復として軍事行動に踏み切ったのを受け、内外の商品市場では「有事に強い」とされる原油、金が再び強含みとなりそうだ。
同時テロ直後に上伸し、その後反落した原油については「現段階では(攻撃に)産油国が絡んでいない上、海上輸送にも支障がないため、即座に原油価格が高騰するとは思えない」(日商岩井)、「現時点では原油輸入にはほとんど影響がない」(日石三菱)ことから、大幅な値上がりは考えにくいとみられている。ただ、「攻撃開始で心理的な供給不安が再燃する」(三井物産フューチャーズ)として、先週末に1バレル=22ドル台だった米国産標準油種で同25ドル前後までの上昇を予想する向きが多い。
一方、テロ後に急騰し、その後も高留まりしている金については「想像していた事態が実際に起きたことへの心理的なショックで『取りあえず買い』という反応になる」(貴金属アナリスト)可能性が大きい。一方で「これまで武力行使による先高を見越して金を買っていた投機筋が、利食い売りに動く」(三菱商事フューチャーズ)ため、上値は限定的とみる向きも少なくない。