投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 24 日 11:54:45:
米同時テロの余波で、東京外国為替市場でもドルの取引を回避する傾向が鮮明だ。米経済への打撃を懸念し、円・ドル売買高がほぼ半減しているほか、投資家がドル資産を処分する動きも目立ち始めている。市場ではテロ問題の長期化を予想する声が多く、当面ドル回避の動きが続く可能性が高いという。
日銀の集計によると、テロ翌日の9月12日以降、円・ドルの直物売買高(仲介業者経由分)が落ち込んでいる。9月分で見ると、11日までの1日平均が約91億ドルだったのに対し、12-20日は約72億ドルと、20億ドル近く減少。17,19の両日は政府・日銀による円売り介入の影響で売買高がそれぞれ100億ドル超に膨らんでおり、この2日分を除けば1日平均51億ドルと、半減に近い落ち込みがより鮮明だ。テロ発生から10日余りが過ぎたが、ドルの取引が膨らむ兆しはない。「米株式市場への影響は不透明。米軍による報復攻撃の可能性など相場の方向が読めず、銀行はリスクを恐れて積極的な売買に当分動けない」(東京三菱銀行為替資金部)状況が続いている。