投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 07 日 10:07:36:
東京三菱銀行、三菱信託銀行からなる三菱東京フィナンシャル・グループは、株価変動の経営への影響を小さくするために
取引先企業との持ち合い株の売却を加速する。2004年3月末までのグループ全体での売却予定額を、これまでの計画の2倍に
あたる2兆5000億円程度とする。人員削減や店舗集約など追加リストラ策も検討する。
東京三菱銀行は2004年3月末までに、これまでの計画より7500億円多い1兆7500億円の持ち合い株を売却する。この方針は
6日に開いた同行支店長・支社長会議で三木繁光頭取が表明した。三菱信託銀行もこれまでの計画(3000億円)の倍以上の
7000億―8000億円を売却する方向だ。今年3月末時点での両行の保有株式の時価総額は約6兆5000億円で、他の大手銀グループ
よりも株式の持ち合い解消が遅れている。2001年9月中間決算では株価下落に伴い、保有株に4170億円もの評価損が発生。
最終損益は今年5月に予想した1500億円の黒字から700億円の赤字に転落する見通しだ。