投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 05 日 21:51:17:
回答先: 中央三井が三井住友傘下へ 増資引き受けで最終調整 (KYODO NEWS) 投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 05 日 16:25:18:
10/05 13:07 中央三井が三井住友傘下へ 増資引き受けで最終調整 金融29
共同
三井住友銀行が中央三井信託銀行の増資を引き受け、中央三井が
三井住友銀の傘下に入る方向で最終調整に入ったことが五日明らか
になった。不良債権処理の加速や株価下落で体力の一段の低下が懸
念される中央三井の財務基盤強化を図る狙いがある。将来的には金
融持ち株会社方式による統合も検討しているもようだ。
中央三井は最近の株安の影響などで含み損が拡大、九月中間連結
決算で百億―二百億円の最終赤字に転落する見通しとなり、中間配
当を見送る。今後、不良債権処理が加速すると財務状況が一段と悪
化することを踏まえ、数百億円規模の増資を求めているもようだ。
大手銀行が四大金融グルーに集約される中で、中央三井など残さ
れた大手行の動向が注目されていた。
総資産は三井住友銀が百十三兆円、中央三井信託は十三兆円(総
資金量は四十一兆五千二百億円)で、統合すれば三井住友グループ
は四大金融グループの中で、みずほフィナンシャルグループに次ぐ
地位を固めることになる。
東証平均株価が九月末で一万円の大台を割り込むなど大手銀行を
取り巻く経営環境が悪化。また、本格的な時価会計の導入で株式の
含み損処理を迫られ、二○○二年三月期決算では配当原資となる剰
余金が大幅に減少する可能性もある。今後、企業倒産などにより不
良債権処理が加速を迫られる可能性もあり、三井住友金融グループ
の経営資源を結集して難局を乗り切るのが狙いだ。
四大金融グループでは合併方式を採用した三井住友銀を除き、三
グループが金融持ち株会社を設立。大和銀行、あさひ銀行も持ち株
会社設立で合意している。持ち株会社方式だと資本の法定準備金の
一部を取り崩せ剰余金に回せるなど、経営の選択の幅が広がり、不
良債権の抜本的な処理も進めやすくなる。
(了) 011005 1306
[2001-10-05-13:07]