投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 05 日 16:03:17:
国会は5日午前、衆院予算委員会で小泉純一郎首相と全閣僚が
出席して基本的質疑を続行した。首相は不良債権処理の加速に向けた整理回収機構(RCC)の機能強化に関連して「例外的に行政介入、税金投入をどこまで認めるか(が問題となる)」と述べ、RCCによる債権の時価買い取りなどを進めた結果、国民負担が拡大するのはやむを得ないとの認識を示した。民主党の仙谷由人氏への答弁。
首相は不良債権処理の現状について、景気低迷で債権売買が滞
っているとの認識を強調し、厳し過ぎるとの指摘があるRCCの債権価格の算定弾力化に理解を示した。RCCの具体的な機能強化の方法に関しては「政府としてRCCの問題を改めて提案し直すのは過去の議論の整合性から言って無理ではないか」と語り、RCC設置などを規定する金融再生法など関連改正法案を政府提案ではなく、議員立法で提出するのが適当との見解を示した。