投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 04 日 19:57:16:
東京証券取引所が4日発表した東京など3株式市場の株式売買動向によると、外国人投資家の9月の月間売り越し額は5500億円に達し、月間の売り越し額では今年最大となった。米国の同時多発テロ事件をきっかけに、多くの外国人投資家が資金を回収するため株式の売却を急いだ。米国の報復行動の行方次第では、外国人投資家がさらに売却姿勢を強める可能性もある。
月間の売り越しが5000億円を超えたのは、「ネットバブル」の崩壊で相場が急落した00年5月の1兆200億円以来。ニューヨーク株式市場での取引が停止された9月第2週(10日から14日)に2900億円の売り越しとなった後、第3週が1800億円、第4週が780億円と、売り越しが続いた。
東京市場の株価は9月下旬にやや回復した。国内の機関投資家などが、割安感の出た株を買い戻し始めたためと見られ、「国内投資家には今後も買い続けるだけの体力はない」(大手証券)という声が大勢だ。売買の半数を担う外国人投資家が市場に戻ってこない限り、相場の急反発はないという見方で市場関係者は一致している。(19:23)