投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 04 日 15:40:11:
柳沢伯夫金融担当相は4日午前、衆院予算委員会で、要注意債権について銀行が十分な引当金を積むように、特別検査で確認する考えを改めて示した。マイカルの経営破たんを「我々にとっても衝撃的なこと」と振り返り、要注意債権の経営破たんは「タイムラグの問題」と話した。こうした点を解消するために、主要行が最新の株価や格付けといった市場の評価を取り入れて引当金を積むように検査で確認するという。公明党の石井啓一議員の質問に答えた。
金融相は銀行についても「本来は情報産業で、お金を貸している先の状況は1番よく知っていないといけない」と指摘。バブル経済を通じて担保主義で銀行の融資判断が横行した結果、審査能力は「問題が生じているかもしれない」と述べた。こうした問題意識を踏まえて市場の評価を考慮した引当金を積む必要性を考え、特別検査で確認することにしたという。また検査内容に関する風評が広がることに懸念を見せ「慎重に対処したい」とも述べた。