投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 03 日 22:41:45:
金融審議会(首相らの諮問機関)は3日、証券市場改革を話し合う金融分科会第一部会(部会長・神田秀樹東大教授)の2001年度初会合を開いた。国債・社債のペーパーレス化を視野に入れた「証券決済ワーキンググループ」と、投資家にとって必要な情報を簡潔にまとめた投資信託の目論見書を目指す「ディスクロージャー(情報開示)ワーキンググループ」の設置を決めた。年末までに報告書をまとめる予定だ。
証券決済ワーキンググループは国債・社債・コマーシャルペーパー(CP)の統一的な証券決済法制のあり方を議論する。金融審の報告を受け、金融庁は来年1月の通常国会に国債や社債のペーパーレス決済を実現する短期社債振替法改正案の提出したい考えだ。
目論見書は有価証券の募集や売り出しの際に、発行企業の内容を説明した文書。投資のリスクなども書いてあるが、分量が多いうえ難解だとの批判が根強い。ワーキンググループでは投資信託に焦点を絞り、投資のリスクや商品の特徴などをわかりやすく示すにはどうすればいいかを検討。