投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 03 日 11:04:10:
明治ドレスナー・アセットマネジメントのマネー・マネージメント・ファンド(MMF)の純資産が減少している。9月末の残高は約370億円と8月末の553億円から大きく落ち込んだもようだ。経営破たんしたマイカルの社債を裏付けにした仕組み債で運用して元本割れになったことから、大口顧客の解約も相次いでいる。
MMFは元本割れした場合、追加販売できない。明治ドレスナーは運用していた債券を売却し、MMFの運用資産を現金化した。
マイカルの破たんを機に明治ドレスナーは仕組み債の評価の単価を100円から1円に下げた。損失の表面化で元本割れとなったが、マイカルの債券は破たん前から額面を下回っており、仕組み債を取得価格で評価してきたことへの疑問が出ている。同社のMMFの投資家は「状況や対応が分からない」(数千万円分保有するアサヒ衛陶)と困惑しているが、明治ドレスナーは「現時点ではノーコメント」という。同MMFに適正意見を付与していた朝日監査法人も「個別案件にはコメントしない」としている。