投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 03 日 10:59:11:
株安の影響を受け、大手銀行が相次ぎ業績を下方修正している。保有株式の時価が簿価を大幅に下回ったことに伴う多額の評価損処理(減損処理)を実施したためだ。9月中間期は三和、東海、東洋信託の3行によるUFJグループが2日に連結赤字になると発表したことで、4大銀行グループのうち3グループが赤字決算になる。ただ評価損の計上方法が違うなどグループ間の格差も出ている。
各銀行グループとも評価損計上は日本公認会計士協会が定めた会計ルールに基づいていると説明している。同ルールは時価が簿価を50%以上下回った銘柄は原則としてすべて、30%以上下回った銘柄も一部を処理し、評価損を損益計算書に計上することになっている。ただ「株価回復の可能性に応じて処理するかどうかを判断できる」との留保条件があり、この条件を活用するかどうかで処理額が違ってくる。