投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 02 日 10:34:46:
三和銀行、東海銀行、東洋信託銀行を傘下に収めるUFJホールディングスは1日、01年9月中間決算を数百億円の最終赤字にする方針を固めた。持ち株会社傘下の三和など3行もそれぞれ赤字にする。2日発表する。3行の保有株式が株価低迷で約3000億円の評価損が発生したほか、住宅ローンの不良債権を抱える系列の保証会社に対し1000億円規模の増資を行なう。中間赤字の発表は大手行では、みずほホールディングス、三菱東京フィナンシャル・グループに次いで、3つ目。
関連会社で、住宅ローンの保証業務を行なっている「三和信用保証」に対して、1000億円程度の増資を引き受ける。個人向けの住宅ローン融資業務は、これまで比較的不良債権になりにくい分野とされ、大手行、地銀を問わず、こぞって力を入れていた。しかし、住宅ローンの保証業務を行なう保証会社の経営不振が明らかになったことで、今後、他の銀行も同様の経営支援が求められる可能性もある。
株式の評価損について、UFJは、5割以上株価が下落したものはすべて強制償却を行なう。また、3〜5割下落した株式についても、一部を償却する。日経平均株価は今年3月末の1万2999円から、9月末には9774円と約25%も下落し、株価急落が直撃した格好だ。 【藤好陽太郎】
[毎日新聞10月2日] ( 2001-10-02-03:01 )