投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 02 日 03:26:57:
米商務省が1日発表した8月の米個人所得・消費統計で、貯蓄率が4.1%になった。前月に比べ、1.6ポイントも急上昇し、99年1月以来、約2年半ぶりの高さとなった。米政府は7月から景気刺激策として、小切手による戻し減税を実施しているが、国民が消費にあまり回さず、貯金しているためだ。
貯蓄率は所得から税金などを差し引いた可処分所得のうち、貯蓄に回した割合。米ブッシュ政権は、昨年秋からの景気減速を食い止めるため、減税を前倒しで実施することで、消費へのてこ入れをねらっていた。
しかし、6月に1.0%だった貯蓄率は、7月の2.5%に続き、8月も急上昇した。さらに9月11日の同時多発テロ事件で、さらに消費が冷えこむことが確実視されており、減税が景気浮揚にはつながりにくい情勢になっている。