投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 01 日 22:12:56:
生保は今度のテロによる日米同時株安で大打撃を受けている。特に新規の契約
も芳しくなく、解約もとまらない三井生命には危険水域にあるのではないかとい
う懸念がある。これまで何とか経営的にもっていたから、来年4月までは大丈夫
と思っていたので、根拠のない危機説には同調しなかった。
しかし、テロによる日米同時株安の影響を試算してみたところ、急速に経営が
悪化していると思われ、多大な懸念が出てきた。そこで公開質問を出して、反論
をいただきたい。以下の質問項目は三井生命にFAXしている。
三井生命殿---ぜひご回答ください。契約者の皆さんが不安になっています。
私も3月決算では、まだ破綻というレベルではないと答えていましたので、危な
くなったら危ないと言う義務があります。
1.9月末の株式と外国証券の含み損が3月末より膨らんでいると思われるが、両者
あわせて4000億円を超すのではないか。
2.自己資本について、狭義の自己資本、広義の自己資本ともマイナスになっていな
いか。(私が計算したところ、98年には千代田、協栄、第百、東邦、東京は狭義
の自己資本ではマイナスで、広義の自己資本比率は千代田、協栄、第百、東邦
がマイナスになっていた)
3.9月末の実質純資産比率が1%程度に低下していないか。(東京1.1%、協栄
1.0%であった)
4.9月末の米国式ソルベンシーマージン比率が1ケタかマイナスになっている可能
性があるが、そこまで急落していないのか。千代田と協栄は、00年3月末には、
マイナスになっていた。
5.住友海上と三井海上が米国のシティと来年4月に生保会社を設立すると発表が
あったが住友、三井グループが統合されていっているのに、なぜ別の生保会社を
つくるのか。しかも新しい生保は変額保険を売るそうだが、これは三井生命が破
綻したときの受皿会社ではないかとの憶測もあり、また4月に三井生命の変額保
険を新しい生保に移管し、個人保険は販売停止して、管理会社にするのではない
かという憶測もある。このような生保をつくるというのは、三井・住友グループが三
井生命と住友生命を統合する気がなく、健全な第三の生保を作ろうとしているの
ではないかというあらぬ憶測を呼び、三井生命にとっても営業の足を引っ張ること
になっている。一体、どういうことになっているのか。三井住友銀行に新たな支援
を要請していないのか。ぜひお答えいただきたい。
せっかく新商品「ベクトル」を出しているのであるから、この際不安を一掃するだけ
の根拠を公にした方がいいのでは。