投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 29 日 21:45:43:
柳沢伯夫金融担当相は29日、日本経済新聞社などが千葉市内で開いたシンポジウムで講演した。個別の金融機関が自己資本不足に陥った場合などには、早期是正措置の発動で対応するとし、銀行への公的資金の資本注入の枠組みについては、金融システム全体が動揺する場合に限る措置との見解を示した。主な発言は次の通り。
一、金融機関の自己資本比率がマイナスになり破たんした場合には、預金者が自分の預金を減らすことで解決する。(預金などの払い戻し保証を一定額までとする)ペイオフは預金者に迷惑をかけないために凍結してきたが、来年4月に凍結を解除する。破たんした金融機関に預けている預金者は損失に応じて負担する。自己責任時代の金融改革の一環だ。
一、個別金融機関と金融システムの問題は整然と分かれている。個別の金融機関の問題は早期是正措置に始まり、ペイオフで終わる形で対応する。1997年から1998年のように、日本の金融システムが全体として動揺するような時は別途の緊急措置を定めている。首相が議長になって金融危機対応会議を開き、措置を決める。