投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 22 日 15:59:27:
金融庁は21日、全国の信用組合(237組合)と信用金庫(376金庫)に対する金融検査に基づいた資産の査定結果を公表した。適切なリスク管理の必要な資産(第2分類)や回収に重大な懸念のある資産(第3分類)などいわゆる「問題債権」の貸出資産全体に占める割合は信組で21.2%、信金で15.7%。大手銀行だけでなく、中小の地域金融機関の貸出資産も劣化している。
金融庁は1998年8月から信金を、2000年7月からは信組を対象に、資産査定と不良債権の償却を適切に進めているかどうかを判定する金融検査に入った。
信組については会計原則に沿った金融検査マニュアルを金融当局が策定してから初の一斉検査で、どの程度の資産劣化が進んでいるかが焦点だった。個別にリスク管理が必要な資産や回収に重大な懸念がある資産のほか、回収不能な資産を合計した問題債権の金額は信組全体で2兆3787億円となり、信金でも11兆1789億円に達した。