投稿者 sanetomi 日時 2001 年 9 月 28 日 23:42:14:
住宅金融公庫は28日、民間の企業会計基準に準拠して作成した2001年度の財務諸表と損益計算書
(行政コスト計算書)を発表した。それによると、不良債権は1兆4005億円で、約75兆9700億円
の貸し出し債権に占める割合(不良債権比率)は1.84%だった。
住宅金融公庫は、今回、金融庁が定める「金融検査マニュアル」を適用した自己査定に基づいた
債務者区分を初めて公表した。貸し出し債権75兆9700億円余りのほとんどは正常先債権(74兆29
75億円)であることから、計上した貸し倒れ引当金は約411億円と、全体に占める引当率はわずか
0.05%だった。
正常先を除いた貸し出し債権をみると、一般要注意先債権が2806億円、要管理先債権が8743億円、
破たん懸念先債権が1394億円、実質破たん先・破たん先債権は3868億円――となった。