投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 28 日 22:03:32:
総務省が二十八日発表した八月の完全失業率(季節調整値)は5・0%となり、前月と同じ過去最悪の水準を記録した。完全失業者は三百三十六万人と前年同月に比べて二十六万人増え、五カ月連続の増加。一方、厚生労働省が同日発表した八月の有効求人倍率は〇・五九倍と前月より0・01ポイント低下し、一年二カ月ぶりに〇・五倍台に落ち込んだ。厚労省では「今後の雇用動向は、景気が現状で推移する限り、改善は期待できない」と厳しい見方を示している。
八月の就業者は、六千四百四十三万人で前年同月より三十七万人減少した。雇用者は同十六万人増えたが、自営業者・家族従業者が同六十一万人と大幅に減り、減少傾向が続いている。
一方、完全失業者は三百三十六万人で、リストラなどによる非自発的な離職が百三万人と前年同月より六万人増えて三カ月ぶりに増加に転じた。また、希望退職などに応じた自発的な離職も同十万人増加して百二十万人となった。
これに伴い、完全失業率は前月と同じ過去最悪の5・0%を記録。男女別の内訳では、男性が5・1%と前月より0・1ポイント低下したが、女性は4・8%と同0・1ポイント上昇し、過去最悪となった今年一月と同水準に達した。