投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 28 日 18:45:08:
東京三菱銀行などを傘下に抱える三菱東京フィナンシャル・グループ(MTFG)は28日午後、2001年9月中間期の連結最終損益が当初予想の1500億円の黒字から700億円の赤字になる見通しだと発表した。株価下落で国内株式の減損処理額が4170億円発生する見通しになったため。会見した藤野忠彦専務は、MTFGは2001年度から3年間で1兆3000億円の持ち合い株式解消の計画を予定通り進めていると指摘したうえで、「多量の株を持つリスクは重く見ている。下期から売却のスピードアップもありうる」と述べ、より前向きに持ち合い株処理を進めるとの姿勢を示した。
MTFGは、時価が帳簿価格を50%以上下回った銘柄、要注意先では30%以上下回った銘柄、破たん懸念先以下の銘柄ではわずかでも下回った銘柄について減損処理する。28日の株価から算定した減損処理額は、東京三菱3300億円、三菱信託銀行670億円、日本信託銀行200億円で合計4170億円になる見込みだ。