投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 09 日 20:50:55:
第一生命経済研究所は9日、2002年4月に予定されているペイオフ(預金などの払い戻し保証を一定額までとする措置)凍結解除を前に、金融システムの健全化を進めることが急務であるとするリポートをまとめた。
同研究所は金融機関が大量に不良債権を抱える現状を「預金者に自己責任を問える環境とは言い難い」と指摘。金融システムの健全化を進める過程では、ペイオフ凍結解除後であっても「金融機関が破たんした際には原則として預金を全額保護した方がよい」と主張している。
自民党などでは、ペイオフ凍結解除に慎重な声も出ているが、リポートは解除の再延期は「経済政策の信頼性を低下させることにつながりかねない」と強調。整理回収機構(RCC)に税金を投入して不良債権の買い取り資金に充てるなど、公的資金を活用した金融システムの健全化を進めるよう求めている。