投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 28 日 12:13:16:
日本銀行が28日発表した資金循環速報によると、2001年6月末の個人(家計部門)の金融資産の総額は、前年比0・7%増の1437兆9441億円になった。個人金融資産は、デフレの影響で、前回発表された2001年3月末時点の額が初めて前年を下回ったが、株価の下落幅が比較的小幅におさまったことなどから再びプラスに転じた。
また、今回の統計から過去にさかのぼって、未公開株を時価で評価するなど統計方法を変更したため、これまで1300兆円台だった総額が膨らんだ形となっている。
内訳は、「現金・預金」が1・5%増えて762兆円で、資産運用の安定志向を裏付けた。このうち、定期性預金は、1・1%減となった一方、流動性預金は12・2%増となっており、低金利下で定期預金離れが進んでいることをうかがわせた。また、「株式・出資金」は、12・3%減の126兆円だった。
(9月28日11:19)