投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 09 日 11:43:54:
金融庁は8日、福岡シティ銀行など第二地方銀行3行に総額1000億円強の公的資金を注入する方針を固めた。3行は、金融機能早期健全化法による資本注入の受付期限である3月に申請していた。同法による銀行への資本注入は今回で最後になる。22日にも正式に決め、2002年3月末までに実施する。
資本注入するのは、福岡シティ銀のほか九州銀行と和歌山銀行。注入額は福岡シティ銀に700億円、九州銀に240億円超、和歌山銀に100億円となる見通し。いずれも国が優先株を引き受ける形で注入する。
公的資金により2001年3月期に6%台だった福岡シティ銀の自己資本比率は健全性の目安とされる8%台を回復する。他の2行も8%前後に上昇する。福岡シティ銀は長崎銀行と、九州銀は親和銀行との経営統合を表明。公的資金による資本増強をテコに不良債権や有価証券の評価損の処理など加速させる。金融庁に提出した経営健全化計画に沿って店舗の統廃合や人員削減などの合理化計画を進めることになる。