投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 09 日 11:14:14:
内閣府は9日、2001年度の政府経済見通しについて、実質GDP(国内総生産)成長率を当初のプラス1.7%からマイナス0.9%に下方修正する試算を発表した。現行基準を採用した1980年度以降、金融不安が高まった98年度(マイナス0.6%)に続く2度目のマイナス成長で、最悪の水準。名目成長率もプラス1.0%からマイナス2.3%に下方修正した。名目成長率は4年連続のマイナスとなり、デフレの長期化を反映した。
世界経済は米国発のIT(情報技術)不況が予想以上に深刻化している上、米テロ事件の影響で同時不況に陥りつつある。内閣府は「改革先行プログラム」を実施しても、大幅なマイナス成長は避けられないと判断。「世界経済が同時に減速する中、日本経済はまだ厳しい状況が続く」(幹部)とみている。