投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 21 日 11:49:43:
米セントルイス地区連銀のプール総裁は、米国経済は11日に発生した同時多発テロ事件を受けて、「大きな痛手」は受けない、との見通しを示した。
同総裁は、現時点でテロ事件が経済に与える影響がどの程度となるかを評価するのは時期尚早だ、と述べた。また、テロ事件前の経済の動向は、警戒が必要であることを示していた、と指摘した。
同総裁は、リスク管理協会での講演で、「経済は全体として大きな痛手を受けることはないと確信している」と述べた。
また、「私は現在の衝撃を過小評価しようとは思わない。過大評価することに対して警戒したい」と述べた。
同総裁の講演は、総じて前日のグリーンスパン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言に同調する内容だった。
同総裁は、「経済は、過去の衝撃の後に前進してきた」と述べた。
また、米国経済には複数の好材料がある、と指摘した。特に、低インフレと物価圧力が抑制されるとの見通しは経済を支援するだろう、と述べた。また、市場は有効に機能しており、アメリカ国民は「立ち直る力がある人々」だと述べた。
同総裁は、米経済は回復力があり、長期的な見通しは「明るい」との見方を示した。
また、米景気回復がいつになり、どれだけ力強いものになるかは不明、だとしている。