投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 21 日 00:08:28:
日本テレコムは20日、9月中間決算の業績予想を下方修正し、利益ゼロ予想だった経常損益が125億円の赤字に転落すると発表した。利用する電話会社を事前に選ぶ「マイライン」の対策費が当初予定の150億円から250億円に膨れあがったため。単体決算の影響で、連結決算予想も65億円の中間純損失に転落する。
対策費の内訳について、同社は明らかにしていない。下半期は同対策費を計上せず、02年3月期決算は単体で経常利益75億円、当期利益275億円を見込んでいる。
[毎日新聞9月20日] ( 2001-09-20-20:35 )
英ボーダフォン:日本テレコム株式の公開買い付けを正式発表
英携帯電話会社「ボーダフォン グループ」は20日、最大で3120億円を投じて日本テレコムの株式の公開買い付け(TOB)を実施し、株式保有率を45%から66・7%に高めると正式発表した。第2位株主のJR東日本(15・2%)は10%を売却する意向で、ボ社は国内第3位の電話会社である日本テレコムの経営権を完全に掌握する。ボ社はまた、村上春雄・日本テレコム社長を年内に解任し、02年初めから新経営体制をスタートすることも表明した。
TOB価格は1株当たり45万円。期間は21日から10月11日まで。
ボ社のクリストファー・ジェント社長は、同日会見し、日本テレコムの支配権を得る利点として、携帯データ通信の先進地である日本の携帯市場に参入し、第3世代携帯電話の開発に関与できることを強調。ボ社の協力により、J―フォンはサービス向上や、法人向けビジネスのシェア拡大が見込めると述べた。
一方で、業績不振の固定電話事業の分離・売却については「現在は検討していない」としたものの、事業改善に早急に着手する考えを示した。後任の社長人事については「考えている人はいる」とだけ述べた。 【尾村洋介】
[毎日新聞9月20日] ( 2001-09-20-20:55 )