投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 19 日 19:38:30:
昨日の金融政策決定会合で決められた内容に対する市場関係者の評価はかなりひどいものだった。踏み込んだ緩和策を期待していた債券市場参加者、とりわけ先物ディーラーは拍子抜けした恰好となりロンドン市場で損失覚悟の売りに回っていた。事前の予想と全く一致する結果だっただけに昨日の政策決定会合は悪く言えば事後報告の場でしかなかった。その割りには午後2時から始まった会合は5時間以上に及び、決定内容以外の事項についてかなり突っ込んだ話し合いが持たれた可能性がある。日銀にはもう次の手はない状態まで追い込まれた。今回の会合で金融緩和に終止符が打たれる可能性はゼロだけに、次回以降は日銀にとっては禁断の領域に踏み込む事を余儀なくされるかもしれない。その時は当然ながら総裁の進退問題にも事態は及ぶことになる。国債市10月以降の金融政策如何で場は激変に見舞われるリスクを帯びることになりそうだ。